TVCMよりも効果が明瞭で結果も出やすいWebCM。TVCMと同じ作り方では効果は出ません。作ってもらう方はこの記事で見る目を付けてください。動画編集のフリーランスも参考になる、理論の話をします。
WebCMの定義
僕のWebCMの定義は、Webで行う運用型のCMです。もっと簡単にいうとターゲティングができ、予算に柔軟性のあるプラットフォームでのCMです。
例を出すと、YouTubeのスキッパブル(5秒でスキップできるもの)、YouTubeバンパー(6秒間のスキップ出来ないもの)、Meta(インスタorフェイスブック)のフィードの間にでてくるフィード動画。
ショート動画であればTikTok、YouTubeショート、インスタグラムのリール。
TVerやスキップ不可のYouTubeは含みません。スキップできない予約型のCMはほぼテレビと同じ作り方でいいです。
ストーリーは問題解決型か、自己実現型で作る
CMのストーリーはおよそ3通り。イベント告知などのインフォメーション型、問題解決型、自己実現型です。
インフォメーション型
イベント告知等の手法でチラシやパンフレットデータからサクッと作ります。WebCMでは単価が高いのでTVCMで行ったほうが安くつきます。
※WebCMとTVCMの金額の比較は→
問題解決型
1.悩みの顕在化
2.解決策の提案
3.キャッチコピー
4.ロゴ、商品のキメカット
自己実現型
これを手に入れた先に何があるのかをメッセージにします。
1-2は手に入れたときの大げさなストーリーを展開
3.キャッチコピー
4.ロゴ、商品のキメカット
問題解決型はタレントがいなくても静止画ベースで作ることができますが、自己実現型はよりストーリー性が必要なので人がいないと中々成立しない。自己実現で作る方が費用が高めになりがちです。
WebCMで必須要素
1.結論から言う、ロゴを先に出す
WebCMはスキップが可能という特色があります。ターゲティングしてCMを出すと思いますのでユーザーにターゲットなんだと認識してもらい、スキップさせない必要があります。なのでCMのストーリーは、2秒以内にターゲットに商品やあなたがターゲットですと明確に伝える必要があります。
2.字幕を入れる
MetaなどのSNSで出す場合は電車の中など音を出せない空間で見ているケースが大。ショート動画も音無しで見ていたりワイアレスイヤホンをしててもガヤガヤ聞き取りづらい時があります。WebCMでは「字幕」を入れた方が完全視聴率が高くなります。こういう動画のことをアウトストリームと
3.セールス>ブランディング
WebCMは「問題解決型」のほうが良い結果が得られやすい。メッセージ性たっぷりのブランディングCMだとスキップされやすく、セールス寄りの媒体であることを理解していた方がよいです。なぜこれがターゲットのあなたに必要かをCMで訴えましょう。ブランディングCMはテレビやTVer、YouTubeスキップ不可で出すべきです。
TVCMはまとまった予算が必要なので、ターゲティングが出来るネットCMも増えてきましたが、TVCMをそのまま流用している不届き者の広告代理店が多いので、この作り方を参考にしてみてください。